
WordPressは比較的大きなアプリケーションですので、標準のまま利用していると表示の速度が遅く感じることがあります。
WordPressではデータベースからコンテンツを取得し、その情報を元にページを生成するという仕組みをとっているため、静的なページを表示する場合に比べると、どうしても大幅に表示速度が遅くなってしまいます。
そこでよく利用されるのがキャッシュという仕組みを利用します。
キャッシュというのは、一時的に保存されるデータで、それを利用することで動的にページを生成するというどうしても時間がかかってしまっていた工程をなくし、静的なページとして表示することが可能になります。
そんなキャッシュをうまく利用できるようにしてくれるのが、今回紹介するプラグイン「W3 Total Cache」です。
この記事の目次
キャッシュについて
キャッシュには以下のようなものがあります。
- ページ
- データベース
- ブラウザ
W3 Total Cacheについて
今プラグインを利用することで、サイトの表示速度を改善することができます。
さまざまなキャッシュの仕組みに対応
このプラグインでは上に書いた3つのキャッシュに全て対応することが可能になっています。
CDNに対応
Cloud Flareと連携することでCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)にも対応しています。
コードの最適化
利用しているHTML・CSS・JSのコードを圧縮してソースコードの読み込み量をへらします。
キャッシュ系のプラグインはいくつかあるのですが、今回ご紹介したW3 Total Cacheは対応している範囲が広いプラグインですので、まずはこちらの導入をしてみるのが良いと思います。
キャッシュは非常に強力なツールなのですが、サーバーとの相性なども問題となりますので、W3 Total Cacheは定番のプラグインではあるのですが、サーバーによってはサーバーエラーが出るものも有りますので、事前にきちんと確認してから利用しましょう。